nao2001's diary

なおちゃんの気まぐれブログ

あの[もうひとつのカリフォルニアのロマネ・コンティ]のフラッグシップ・ピノ・ノワール

ブルゴーニュ的なカリフォルニア・ピノ・ノワールの先駆者
として、超有名なる造り手。

今は亡き巨匠、アンリ・ジャイエのもとで修行し、
ブルゴーニュスタイルをカリフォルニアにもたらし、
今もその素晴らしい味わいで、世界中を魅了する造り手で、
あの[カレラ]と並び、『もうひとつのカリフォルニア・ロマネ・コンティ
とささやかれるのがこの造り手です。

今回ご紹介するのは、その中でもカリフォルニア各地の
素晴らしい畑から集めたブドウの最高のロットをセレクトして
ブレンドしたフラッグシップ・キュベ。

グレートイヤーとなった前ヴィンテージに続き、
今ヴィンテージもパーカーポイント92点+を獲得。

その華やかで官能的な香りと複雑で奥行きのある果実味が
たっぷりとお楽しみいただける、
ピノ・ノワール好きにはたまらない一本です。

それが、
[オー・ボン・クリマ・イザベル・ピノ・ノワール 2014]

造り手である[オー・ボン・クリマ]は、
カリフォルニアのピノ・ノワール先駆者ともいえる
ジム・クレンデネン氏が1982年に設立し、
すでに30年以上の実績をもつワイナリー。

世界屈指のワイン評論家であるロバート・パーカー氏が1989年、
1990年と2年連続して【世界のベスト・ワイナリー】の1つに
選んだことに始まり、その名声は世界中を駆け巡ります。

さらにその凄腕ぶりに、1992年には[ロス・アンジェルス・
タイムズ]紙の選ぶ【ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー】、
2001年にも[フード・アンド・ワイン・マガジン]誌の
【ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー】の称号を獲得。

さらにイギリスの長老ヒュー・ジョンソン氏も、
世界のワイン教科書ともいえる代表著書[ワールド・アトラス・
オブ・ワイン]にて『(南セントラル・コースト地区で)
最もエキサイティングなワイナリー』と評価するほか、
やはりイギリスの著名評論家であるオズ・クラーク氏も
世界中から厳選した50の【ニュー・クラシック・ワイン】
のひとつと生産者と位置づける、まさにカリフォルニアを
代表するピノ・ノワールおよびシャルドネの生産者です。

2004年には、この凄腕ワインメーカーはドイツの有名
なるワイン雑誌[ワイン・グルメ]にて【ワイン・メーカー・
オブ・ザ・ワールド】に選ばれ、そして2007年には
アメリカの飲食業界で最も権威ある財団[ジェームズ・ビアード財団]
の【アメリカ飲食業界の人名録(Who's who of Food and Beverage)】
に殿堂入りを果たしているんです。この人名録に載るの
は至極名誉なことで、全米のワイン関係者やレストラン関係者、
ジャーナリストなどの中から毎年6人程度しか選ばれず、
23年という歴史の中で、これまでにわずか240人のみが
名前を連ねる非常に名誉ある人名録です。

また、世界で最も有名かつ最難関の試験であるマスター・
オブ・ワインのテースティングで、オー・ボン・クリマの
ピノノワールを多くの人がブルゴーニュのコート・ドール
地方のグランクリュと思い込み、中にはロマネ・コンティ
だと信じて疑わない人もいたというエピソードも残っています。
そんな数々のエピソードの積み重ねから、カレラに並び、
『もうひとつのロマネ・コンティ』と呼ばれるようになったのです。

そんな凄腕造り手のラインナップの中でも、その凄さを
最も実感できるキュベがこの[イザベル]です。

自身の愛娘である[イザベル]という名前を冠したこのワインは、
カリフォルニア各地の有名は超優良畑から仕込んだ樽のうちでも、
ベストロットを40以上もブレンドしています。

使われている畑は、サンタ・バーバラでも有名な[サンフォー
ド&ベネディクト][ビエン・ナシード][ル・ボン・クリマ]他、
カリフォルニア中の優良畑なのだそうですが、
詳細およびブレンド比率はシークレットとのこと。

ブドウは100%除硬せず、自然酵母による発酵を行い、
ロマネ・コンティでも使われる贅沢なフランスのフランソワ・
フレール社製の新樽100%を使うのが、ジムのこだわりです。
そして、あくまでも過熟させず、アルコール度数も13.5%
程度を一貫して貫いています。

 

オー・ボン・クリマ・イザベル・ピノ・ノワール2014

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