nao2001's diary

なおちゃんの気まぐれブログ

元ムートン・ロートシルト醸造担当者が造る有り得ない激安旨

『あのボルドー第1級シャトー・ムートン・ロートシルトの元醸造長が、
これまたムートンが1年使用した樽を分けてもらって
18ヶ月の樽熟成をしている南仏ワインなんです』

その名も
[シャトー・ド・ペノティエ・ルージュ・エルヴェ・オン・フュ・ド・シェーヌ 2013]

その味わいたるや、驚愕、 一瞬言葉を失います。
『これ、本当にボルドーワインじゃないの?!』
黒コショウ、ナツメグ、シナモン、丁子など、
まさにボルドーグランヴァン第1級並みの複雑なスパイス香が
怒涛の如く押し寄せ、口に含むとさらに驚愕。
黒チェリーやカシス、ドライイチジクの肉厚な果実味の凝縮感、
喉をすり抜ける時には鼻から抜ける余韻が、
焙煎したコーヒー、カカオ、
そしてかすかに香るミントのアクセント、
これはどこからどう見ても、
高級ボルドーの堂々たる風格が満タンです。

このワインの産地AOCバルデスは、
ラングドック地方の最西部に位置し、
カベルネ・ソーヴィニヨンカベルネ・フラン
メルローといったボルドー系のブドウ品種と、
シラーやグルナッシュなど
南仏系のブドウ品種を混合させても良いとされている
唯一の個性的なAOC産地。
そのため、
今回ご紹介のワインもカベルネ・ソーヴィニヨン
カベルネ・フランメルローボルドー品種を
合わせて55%と半分以上使用しているんです。

さらに、このドメーヌの現当主は
元シャトー・ムートン・ロートシルト醸造担当者だったため、
そのご縁で毎年、ムートンを熟成させた1年樽を譲り受け、
18ヶ月もの長 期樽熟成を実現、
このボルドーグランヴァン第1級並みの味わいの秘密ココに有り。

ワインの味わいの最終的な決め手となる仕上げの樽使いが同じとは、
まさにそのシャトー・ムートン・ローシルトの化身。

 


シャトー・ド・ペノティエ・ルージュ・エルヴェ・オン・フュ・ド・シェーヌ 2013
【フランス】【赤ワイン】【750ml】【フルボディ】